介護士が転職する理由

仕事を辞めてしまいたいと思うことは、どんな職種であっても共通することかもしれません。とりわけ介護士の仕事は、勤務時間が不規則で、日勤や夜勤が供御にあることも多いため、体力的に限界を感じて転職を決断する人も少なくないのが現状です。

夜勤に入っていると、昼夜逆転の生活をしなければならず、女性であれば生理不順を起こしてしまうきっかけともなり、知らず知らずのうちにストレスをため込むこともあるようです。それが募って、もう限界になってしまう介護士も決して珍しくはありません。

また、職業病とも言える腰痛が転職 理由になることもよくあります。利用者の身体介助をするため、腰に負担のかかる姿勢での仕事が多く、その結果腰を悪くしてしまうのです。身体的に続けることができなくなって、やむを得ず転職を選ぶというケースは意外と多くあります。

一方、そうした身体や心の問題以外にも、転職の理由はさまざまなものがあります。たとえば、キャリアアップを図るために転職を考える人もいます。介護福祉士からケアマネージャーに転職する人はたくさんおり、それ以外にも同じ業種で別のキャリアにステップアップするというケースも良くあるのです。

それから、介護士の仕事を活かせる仕事への転職も珍しくありません。看護師や管理栄養士、理学療法士への転職を希望したり、また介護と同じような人と関わる仕事へ転身する人もいます。介護の仕事は、基本的に人と深く接する仕事であるため、転職によって選択できる仕事の幅も自然と広くなるのです。